石渡雄次の『フリーランスの理学療法士は何を考えているのか?!』

フリーランスの理学療法士として日頃何を考えているのかを綴っていきたいと思います。

【理学療法士に開業権はない】理学療法士 石渡雄次

こんにちは。
エスペランサ メディカル エンターテイメント(EME)代表、理学療法士の石渡です。

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このブログが初めての方は、まずこちらからお願いします。↓
【はじめに】 - 石渡雄次の起業・独立を考えている理学療法士、トレーナーに読んでほしいブログ


今回のテーマは
理学療法士に開業権はない】です。

理学療法士協会会長の見解↓

http://www.japanpt.or.jp/upload/japanpt/obj/files/members/kyuukoku20150130.pdf

 

基本的には起業・独立をするためには理学療法士を生業として行なっていくことは出来ません。

厳密にいえば、理学療法士と名乗ることは可能ですが、医師の指示がないのに理学療法を提供したり患者に診断名をつけたり治療というカテゴリーのものは行えないという縛りがあります。

なので、理学療法士として整体院やサロンをやっていくには『国家資格を有する整体師』や『トレーナーだけど理学療法士の免許を有している』などのようなカタチになります。

現状グレーゾーンであります。
シンプルにいえば
・保険でなく全て自費
・治療行為ではない
・勝手に診断名をつけない
・事故を絶対に起こさない

上記が最低限のルールとなります。
非常にややこしいです。

なので、テーマの通り【理学療法士に開業権はない】のですが、理学療法士でも開業、起業、独立することは可能】であるということです。

もし、読者の方で『理学療法士で開業したい!』という人がいたとしましょう。その場合は“理学療法士”という武器だけに頼ろうとしているのであれば考え直した方が良いかもしれません。もしくはどうしてもという方は《看護師と協力して訪問看護ステーション》や《理学療法士として医師を雇う》ことです。

理学療法士”にこだわらなくても、やりたいことがある!もしくは、どうしても自分の手で救いたい人がいる!ということであれば【元・理学療法士】【国家資格を有した整体師】として生きて行く覚悟が必要です。

私の場合もEsperanza Medical Entertainment 代表、理学療法士とは名乗っていますが、上記のルールには一切関わらないようにしています。

それなら、なぜわざわざ理学療法士と名乗る必要があるの?と思われる方もいるかもしれません。

Esperanza Medical Entertainment の果たす役割の1つとして少しでも理学療法士の認知度をあげて理学療法士という存在を一般的に多くの方に知っていただくことでたくさんの人が救われて欲しいなーという思いと、他の理学療法士にとって有益な職域の拡大に繋がれば良いなと思って名乗っているだけなのです。

もし、将来『理学療法士として医療行為をしたい』と思っている方は“開業権”のある別資格をとってダブルライセンスを取得するということも手段の1つです。